特定保健指導 約15分

特定保健指導の提出項目と提出方法|動機づけ支援・積極的支援・hg08/gc08

特定保健指導のオンライン提出で何を送るか・どう送るかを整理。動機づけ支援と積極的支援ごとのhg08セクション、gc08決済、ZIPの作り方、支払基金へのアップロード手順を院長・事務向けに解説します。

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第3章:回す(8〜10) (2/3)

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「動機づけと積極的で、何を・いつ・どう提出するのか」——事務・院長からいちばん多い質問のひとつです。

本記事は オンライン提出の実務だけ に絞って書きました。院内の動きは 特定保健指導の院内フロー、制度の違いは 動機づけ支援と積極的支援の違い、脱落・催促は 特定保健指導の請求と脱落 を先に読んでおくとスムーズです。

公式の骨格は 手引き 第4.3版 と 支払基金のXMLサンプル です。

この記事で分かること

  1. 提出ファイル(hg08・gc08・ZIP)が何か
  2. 報告区分21/22など — いつどのZIPを出すか
  3. 動機づけ支援 と 積極的支援 で、XMLに載せる セクション(90010〜)の違い
  4. 院内から 支払基金・国保連へ載せる手順
  5. 差戻しの よくある原因と対処

30秒で:提出物は何か

保健指導のオンライン提出で送るのは、だいたい次のセットです。

名前略称・ファイル名のイメージ中身
特定保健指導情報ファイルhg08(g+健診機関10桁…)誰に・いつ・どんな指導をしたか
特定保健指導決済情報ファイルgc08(p+健診機関10桁…)支援区分・請求タイミング・単価・窓口負担
インデックス・XSDZIPに同梱取込システムが形式を検証するため必須

1回の請求(初回または評価時)につき、hg08 と gc08 は1対1 です。

  • 特定健診(hc08/cc08)と 混ぜない — 保健指導は 別ZIP を作ります(実施区分が違います)。
  • ZIPは 解凍せず、そのまま 支払基金/国保連の「特定健診・特定保健指導」オンラインシステムにアップロードします。

いつ提出するか(報告区分)

「今、初回の請求なのか、3か月後の評価なのか」を 報告区分 で示します。

報告区分意味いつ使うか(典型)動機づけ積極的
21開始報告初回面接が終わり 初回分を請求 するとき○○
22最終評価報告3か月以上後 の評価が終わり 評価分を請求 するとき○○
23途中終了脱落・中断を保険者に報告するとき○○
25初回未完了初回面接②が未完了のまま初回請求する特例○○

覚えておくこと

  • 初回だけ実施して 22(最終評価)だけ出す のはできません。積極的支援は 継続支援の記録+評価 が22の前提です(→ 請求と脱落)。
  • 契約が 初回・評価の分割請求 の場合、21用ZIPと22用ZIPは分ける のが安全です(同じ利用券でgファイルを二重に出さない)。

すべての区分で共通:先に揃える基本情報

差戻しの多くは ID・券情報の欠落 です。ケース作成時に次を揃えてください。

区分項目どこから入れるかよくあるミス
本人保険者番号・記号・番号利用券・保険証記号・番号の空欄
本人氏名(カナ)・性別・生年月日・郵便番号健診データから転記カナの旧字体・スペース
券特定健診受診券整理番号健診受診券健診と指導で番号取り違え
券保健指導利用券整理番号・有効期限保健指導利用券期限切れ・別人の券
施設健診機関番号(10桁)・名称施設設定健診と別番号のまま
文書保健指導実施日・報告区分(21/22等)請求種別に連動21と22の取り違え

gc08(決済ファイル) でも同じ本人・券情報に加え、次を載せます。

  • 保健指導区分(1=積極的/2=動機づけ)
  • 指導タイミング(初回/評価)
  • 単価・負担割合・請求額(→ 特定保健指導の費用)

支援区分は 利用券・保険者通知を正 にしてください。院内の階層化だけで決めない(→ 特定保健指導の対象)。


動機づけ支援(区分2)— 何をXMLに載せるか

動機づけ支援は 180ポイント制の90070セクションを出しません。最終は 行動計画の実施評価(90060) が中心です(→ 動機づけと積極的の違い)。

初回請求(報告区分21)に載せるセクション

セクション内容(事務・指導者が確認するポイント)
90010 指導共通区分2(動機づけ)、コース名、健診結果確認日
90020 初回面接①面接①の短い記録
90030 初回面接②・目標初回面接日、20分以上、行動計画・目標(腹囲・体重・血圧・エネルギー・生活習慣)

評価時請求(報告区分22)に載せるセクション

セクション内容
90010初回と同様の共通情報
90040 継続支援実施した場合のみ(電話・ICT等)。全国一律の必須回数はないが、やった分は記録
90060 最終評価評価日、指導者が測った腹囲・体重・血圧、改善フラグ、計画の達成度コメント

動機づけでは載せないもの

  • 90050(積極的向けの後半継続の型)
  • 90070(180ポイントの計画・実績集計 — 積極的・区分3向け)

動機づけ:ZIPを出す前のチェックリスト

#初回ZIP(21)の前評価ZIP(22)の前
-----------------------------------
1利用券番号・健診券整理番号・記号番号が揃っている同左
2初回面接が保存済み(20分・計画・目標)最終評価が保存済み(測定値・達成度)
3請求準備が「初回・提出可」請求準備が「評価時・提出可」
4提出前チェックでエラー0件同左

積極的支援(区分1)— 何をXMLに載せるか

積極的支援は 3か月以上の継続支援 と 180ポイント(アウトカム+プロセス) がセットです(→ 特定保健指導の内容)。

初回請求(報告区分21)に載せるセクション

セクション内容
90010区分1、積極的プログラム区分、コース名
90020初回面接①
90030初回面接②(20分以上)、早期実施(当日/1週間以内)、目標・計画期間
90070(計画のみ)継続の予定回数・分数、計画プロセスpt、計画合計180pt

評価時請求(報告区分22)に載せるセクション

セクション内容
90010共通情報
90040継続支援(前半):日時・手段・分数・pt・内容・実施者
90050継続支援(後半):同上(面接系は中間評価を載せる運用も)
90060再測定、改善フラグ、アウトカムpt合計
90070(計画+実績)手段別の実施回数・分数、実績プロセスpt、実績合計pt、支援終了日

ポイントのイメージ(詳細は別記事)

  • プロセス例:個別10分以上70pt、電話5分以上30pt、メールは 双方向1往復 30pt(一方向配信のみは不可 → 請求と脱落)
  • アウトカム例:腹囲2cm+体重2kg減で180pt単独も可。未達時は合算で180pt以上(→ 内容)

積極的:ZIPを出す前のチェックリスト

#初回ZIP(21)の前評価ZIP(22)の前
-----------------------------------
1券・区分1(積極的)が一致同左
2初回面接+90070の計画まで保存継続支援が1回以上(90040/50)
3請求準備(初回)が提出可最終評価(測定・改善・pt合計)まで保存
4提出前チェックでエラー0合計180pt以上を確認してからZIP

区分の早見:どのセクションをいつ載せるか

タイミング動機づけ支援(区分2)積極的支援(区分1)
初回 2190010・90020・9003090010・90020・90030・90070(計画)
最終 2290010・(90040)・9006090010・90040・90050・90060・90070(実績)
途中 2390010・90020・9003090010・90020・90030・90070
初回未完了 2590010・9002090010・90020・90070(計画)

(参考)動機づけ支援相当(区分3) は動機づけに近いですが、90070あり・開始時 90030のみ など型が異します。券面の区分に合わせてください。


提出の手順(院内 → ZIP → アップロード)

1. 院内でデータを揃える

  1. 設定 … 健診機関番号10桁・施設名(健診XMLと共通)
  2. 健診 … 検査・メタボ・受診券整理番号
  3. 特定保健指導 … ケース取込 → 初回面接 → 継続支援(積極的)→ 最終評価
  4. 請求準備 … 単価マスタに沿って、初回/評価の請求を「提出可」にする

メディトク健診では 提出前チェック が記号番号・20分・継続記録・公式サンプル突合まで検証し、エラーがあるケースはZIPに入れない 設計です(差戻しループを減らすため)。

2. ZIPを作る

  1. メニュー 特定保健指導 → XML提出(または提出前チェックからリンク)
  2. 対象月・保険者チャンネル(国保/協会けんぽ等)を選ぶ
  3. 初回用ZIP と 評価用ZIP を分けてダウンロード(分割請求の場合)
  4. CD-R提出などで 暗号化ZIP が必要な契約では、パスワードは別送

ZIPの中身:hg08+gc08のペア、インデックス、XSD。健診のhc08 ZIPとは別ファイルです。

3. 支払基金・国保連のシステムに載せる

  1. 提出用PCで 特定健診・特定保健指導システム(または契約先の国保連経路)にログイン
  2. 実施区分「2:特定保健指導」 を選択
  3. ZIPをそのままアップロード(フォルダに解凍しない)
  4. エラーが出たらメッセージに沿って hg08/gc08 を修正し、再ZIP

操作の細部は年度ごとの操作手順書(リポジトリ内 05_SSK_ONLINE 相当)を参照してください。

4. 差戻しが来たとき(よくある原因)

症状・エラー内容まず確認すること
記号・番号欠落ケースの保険証情報を入力
支援区分とセクション不一致券面の区分に合わせる(動機づけに90070を載せていないか等)
積極的22で継続支援なし90040に継続記録を追加
初回20分未満初回面接時間を修正
同一券でgファイル重複初回ZIPと評価ZIPを分ける

よくある質問

特定健診のXMLと保健指導のXMLは同じZIPに入れますか?
いいえ。実施区分が異なります。特定健診はhc08/cc08(実施区分1)、特定保健指導はhg08/gc08(実施区分2)。同一ZIPに混在させず、保健指導用ZIPを別途作成して提出してください。
動機づけ支援でも180ポイントのXMLを出しますか?
いいえ。180ポイント制と90070集計セクションは積極的支援(および動機づけ支援相当・区分3)向けです。動機づけ支援(区分2)の最終報告は行動計画の実施評価(90060)が中心で、90070は含めません。
初回請求と評価時請求は同じZIPですか?
多くの契約では分割請求のため、初回(報告区分21)と評価時(22)で別ZIPにします。同一利用券でhg08(gファイル)を重複させない運用が安全です。

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